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岡山放送社友会の活動紹介のページ

会長あいさつMESSAGE

      2020年・年頭挨拶        社友会会長 下山 宏昭


新年、おめでとうございます。
ことしの干支は「庚子(かのえね)」。「干支」と言うのは、元々は陰陽五行の十干と十二支を60通りに組み合わせて年や日にち、方角などを表した詞で、中国最古の王朝と言われる殷の時代に誕生したと言われています。
 「庚子」は、十干の7番目に数えられる陰陽五行では陽にあたる「庚(かのえ)」と十二支の最初に数えられる「子(ね)」が組み合わさったもので、万物が身支度を整え生まれ出る年であり、一方で変革の年でもあるそうです。
 干支に沿って一回り戻した60年前の「庚子」の年を見てみますと、テレビ界では、カラー化に向けて試験放送など準備を整え、本放送が始まった年であり、日米安保条約を結んだいわゆる“60年安保”で、安倍首相の祖父岸信介首相が国会を取り巻くデモの前に退陣し、池田内閣に変わった年でもありました。
 その7年後に岡山放送は、4社による免許申請を1本化して予備免許を受け、翌年創立。施設工事落成後の検査を経て、1969年に「テレビ岡山」を愛称として開局しています。この年の干支は己酉(つちのととり)でしたが、愛称を社名と同じ「岡山放送」に変更して再出発した年は、開局15周年にあたる1984年の「甲子(きのえね)」の年でした。
子(ね=ネズミ)は、中国では家を守る獣の神様・神獣とされ、日本の古事記では大国主命の命を救った神の使いで、多産なことから繁栄の象徴ともされています。
  また岡山放送社友会が誕生したのは2006年、「丙戌(ひのえいぬ)年」。“至極平穏ですが、いったん間違うと狂犬のごとく狂う年”だそうで、年頭はライブドア事件のほかは大きな出来事はなかったようですが、後半は1年で政権を投げ出す安倍第一次内閣誕生で揺れた年でした。
  テレビ界では地上デジタル放送が、一歩遅れていた岡山・香川なども加わり、全国で始まった年でもあります。
  そして廻ってきた「庚子」。岡山放送は、本社移転を来年に控えて準備を整え、準備してきた東京オリンピックはその花を咲かせます。一方ではアメリカ・イラン戦争という物騒な動き、総選挙による大変革が予測される年でもありそうです。
 
  とにもかくにも皆様にとって、万物が生まれ出る「庚子」の年が、繁栄の良い年になりますよう祈念しています。
  今年もどうぞよろしくお願いいたします。

岡山放送社友会事務局

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